AUTO-MODのジュネが企画するイベントの第2弾「DESTROY ALL MONSTERS」。TOKYO ROCKERS ALIVE! と銘打たれただけあって所謂“東京ロッカーズ”の範疇に入る面々が登場。紅蜥蜴から初期LIZARDまでギタリストを務めたカツこと塚本勝巳氏のバンド「Mid Cambrian Period」は一番手として登場。女性Vo、G、B、Dr、Key、にハーディー・ガーディーの6人編成。演奏回数が少ないのであろう、バラついた感じが否めず調子を外し気味のVoも聴いていてちょっとツラい。特徴らしい特徴といえばハーディー・ガーディーになるのだろうがまだバンドの方向性らしいものが見えない状態では活かされていない。注目のカツは、アンプはJazz Chorusを、ギターはIbaneezeの白のランダム・スター風を使用。音量は抑え気味でそれほど歪ませてもいない。ソロでは紅蜥蜴時代を彷佛とさせる運指を見せていた(ような気がする)。どうでもよい話だが、見た目は写真などでみるLIZARD時代とほとんど変わらずでビックリ。
 今日の演奏を観ただけでは、カツの20年間の空白に対する回答は読めなかった。今回のバンド「Mid Cambrian Period」の今後の活動とは関係なく、ギタリスト塚本勝巳氏はもっと評価されて然るべきだと思う。特に紅蜥蜴時代のプレイはもっと多くの音源が表に出てくれば証明されるだろう。


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