Guest:MOMOYO THE LIZARD(MOMOYO + SPEARMEN)
Live at Shibuya DeSeO 2002.05.19 SET LIST


1. 亡命者/ニジンスキーのために……
2. ミーシャ
3. 記憶/エイシャ

MOMOYO THE LIZARD are...
・MOMOYO(Vocal)
・K. MIZUSAWA(Guitar)
・R. YANAGIHARA(Bass)
・J. SHINOHARA(Drums)



SPEARMENが主催するイベント「PRIMAL TONE」の第5弾。フライヤーや事前告知にLIZARDの名前はクレジットされていなかったが、SPEARMEN側から直前になってモモヨが飛び入りするという情報を流していただき(それほど"密かに"ではなく)、実質的にはゲスト出演という形になった。3月にやった前回のPRIMAL TONEで初めてSPEARMENとのセッション・バンドとしてのLIZARDが披露されたが、SPEARMENの轟音に押され気味だったモモヨは場数を踏む必要があった。そういう意味でモモヨにとって気負いなく臨めたステージではないだろうか。
当日の出演順は以下の通り;

●GROUNDCOVER
●彼岸
 ・谷口"マルタ"正明(Vocal)
 ・松本正(Drums・・・from echo-U-rite)
 ・宍戸幸司(Guitar・・・from 割礼)
 ・平野哲也(Sampler ...etc・・・from dendo pudding X)
●SPEARMEN
 ・guest:モモヨ(MOMOYO THE LIZARD)

1番手のGROUNDCOVERは反復するビートにノイズギターをかぶせるタイプの音。今回初めて見たが、個人的には次の展開、手の内が読めてしまうバンドであまり好きではない。
2番手が彼岸。こちらも初見。メンバーそれぞれが他のバンドで活動しているらしいが、それらも見たことがなかった。演奏の方は、、、Vocalのマルタが妙な振り付けと歌い回しで何とも言えないアジを出していた。Gの宍戸もよい仕事をしていた。
トリがSPEARMEN。観客に笑顔を振りまくこともなくいつも通り、ステージの準備が整うと演奏をスタート。ストイックな演奏で4曲くらいを披露したところで、水沢がボソっと一言だけ、
「ゲスト、モモヨ...」
すると花道(というか客席の間)からモモヨが登場。

マイクに「test...」とチェックを入れただけで挨拶もなし。そのまま篠原が4カウントを打つ。1曲目は『亡命者』。3月のステージでも演った3rdアルバムからの1曲。前回はバックの演奏に押されて聴き取りにくかったVocalが少しだけ力が増したような気がした。とはいえ、まだ本調子ではないだろう。続く2曲目は、イントロが始まり暫く何の曲かわからなかったが『ミーシャ』。2nd『邪都戦士(バビロンロッカー)』に先行してリリースされたシングル『浅草六区』のB面に収録されていた曲でアルバム未収録(1stのCD化でボーナス曲として収録)。1980年当時、リリース前後の短い期間のみライブで演奏された曲のようで、意外な選曲のような気もした。5人編成時にシンセサイザーがとっていたメロディは水沢のギターが奏でた。『ミーシャ』のエンディングでギターのフィードバックとハイハットが刻むリズムの中からベースが、あの一聴すればすぐそれとわかる『エイシャ/記憶』のリフをゆっくり力強く刻む。これも3月のステージで演奏した曲。歌詞の最後「エ・イ・シャ」を言い終わりエンディングの演奏になると、モモヨはステージから立ち去り、バックの3人はそのまま演奏を続ける。3月の時は『王国』にメドレーしたが、今回はないんだ、残念、と思いつつ。MCは一切なかった。そのまま3人は間を置かずSPEARMENに戻り曲に入っていった。
その後SPEARMENは2曲ほど演奏し、PRIMAL TONE #5は全てのメニューを終えた。




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