LAST UPDATE 2002. 11.23
ロッカーズ
日本のストリートロックの10年 Vol.1

収 録 曲
1.
2.
3.
4.
5.
6.
7.
8.
9.
10.
11.
12.
13.

LIZARD
81/2
SS
Mr. KITE
PAIN
自殺
FRICTION
SPEED
MIRRORS
MIRRORS
S-KEN
LIZARD
SS
デストロイER
:CITY BOY
:Mr. TWIST
:CRAZY OR LAZY
:リズムの時代
:ぶた
:CRAZY DREAM
:BOYS I LOVE YOU
:PASSENGER
:環七
:ぶちやぶれ
マシンガン・キッド
:コカ・カーラ
FRONT . BACK

MEMO

1978年頃から始まったいわゆる「東京ロッカーズ」の熱気がピークを迎えた時期、バンド演奏を記録した貴重な映像集。元々は1978年12月31日・下北沢ロフト1979年1月2日・渋谷屋根裏での各バンドのライブを撮影した16ミリフィルムを自主上映していたもの。ビデオは約10年経ってから一部を短縮してリリースされた。上映用フィルムが72分だったのに対し、ビデオは63分。ビデオ化に際し、ストラングラーズの演奏2曲とジャン・ジャック・バーネルのインタビューがカットされた。
作品の構成はバンド演奏が中心で、合間にメンバーたちへのインタビューやストリート・キッズたちの生の声が挿入されている。出演バンド中で光っているのはFRICTIONLIZARD81/2SSFRICTIONはギタリストが初代のラピスから恒松正敏に替わって数カ月しか経っていないにもかかわらず、圧倒的な完成度の高さを誇る。『CRAZY DREAM』からなだれ込む次の曲(ビデオではイントロのみ収録)はLED ZEPPELINの『COMMUNICATION BREAKDOWN』らしい。
作品のオープニングとエンディングを飾るのがLIZARD。紅蜥蜴時代からのナンバー『デストロイER』と、初期LIZARDを代表するスピード・パンク『マシンガン・キッド』の2曲を収録(※歌詞のサイトあり)、テンションの高い演奏が聴ける。『デストロイER』は77年にLIZARD & M名義でリリースした自主製作盤7’シングルとアルバム『彼岸の王国』のB-1で聴くことができるが、いずれのヴァージョンよりもテンポがやや速めでNEW WAVEっぽくポップに仕上がっている。なお、1番と2番の間でギターのカツが音が出なくなってしまった自分のギターをバシバシ叩く面白いシーンも映っている。
『マシンガン・キッド』は間奏部分のノイズでカット・アウト(突然切れている)になっているのが惜しい。アルバム『彼岸の王国』でもイントロ後、フェイド・アウトしてしまう曲で、公式音源でフル・コーラスは聴けない。 ※2002年12月リリースのCD『LIZARD/Live at S-KEN Studio and More!』で聴ける(2002.11更新)。
ちなみにこの日のライブはドラムのツネ(=若林恒夫、ワカの実弟)にとって最後のステージとなる。後任のベルとはドラミングのニュアンス、サウンドが異なるのがわかる。それから作品中、演奏部分がカラー仕上げになっているのはなぜかLIZARDだけである。
モモヨの「ロックンロール!」
というかけ声で始まる
チカラガホシイ!
I WANT POWER!
突然音が出なくなり
ボディをバシバシ叩くカツ
現代社会に向かってブっ放つ機関銃
(マイク・スタンド=マシンガン)

DATA
リリース1989年
ビデオ宝島VOS ORIGINAL VIDEO(VOS-4527)
Hi-Fi 63分、モノラル/販売価格:¥4,800
製作・監督津島秀明  インタビュー1979 インタビュー1988 ←click!
撮影井出情児、阪上伸正、御子柴滋、三枝盛男
中嶋正利、追水正一(スチール)
音声山浦正雄、片岡洋、弦巻裕、時田和之、久保重朗
制作進行柿沢健次郎、押尾雅博、沢野義人
タイトル&
アニメーション
八木康夫
エフェクト佐藤一雄
テーマ音楽山下進三、大石修、
石井啓一郎(日本フィルハーモニ−交響楽団)
レンタル可能な店JANIS(東京・お茶の水)03-3291-9578
ドラマ下北沢北口店(東京・下北沢)03-3465-6069

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